パソコンのメモリーとは何なのか詳しく解説したいと思います。メモリーは一時的にデータを記録しておく場所で、CPUを頭脳と例えるならばメモリーは作業する机と言えます。作業する机は広ければ広い程作業しやすですよね。それと同じでメモリーも容量が多い程高速で動作できます。
メモリーと同じ様な装置にストレージがありますが、メモリーとストレージの違いはメモリーはストレージに比べてかなり高速で動作出来ますが、あくまでも一時的にデータを保存しておくだけで長期的にデータを保管する事はできません。パソコンの電源を落とすとメモリー内のデータは消えてしまいます。それに対してストレージはパソコンの電源を落としてもデータを保存しておく事ができます。ストレージは机の引き出しの様な物です。
メモリーの役割は
分かりやすく説明すると、何かソフトを立ち上げる時はCPUはまずストレージのデータを読み込みます。そしてCPUが処理したデータをメモリーに一時的に保存しておきます、それと同時進行でストレージにも書き込んでいます。
例えばパソコンの電源を入れてマイクロソフトのExcelを立ち上げました、そしてExcelでの作業が終わったのでExcelを一旦終了したとします。そしてもう一度Excelが使いたかったので再びExcelを立ち上げるた場合は一回目に比べて起動時間がかなり短縮されているのを体感した事があると思います。
これはメモリーにその時のデータが残っていた為に短時間でExcelが起動する事が出来たのです。
メモリーの容量が多ければ多い程パソコンが快適に動作する様になるのは、この様に一時的に書き込んだデータが上書きされずに長期的に残ってくれる為です。
逆にメモリー容量が少ないとストレージに頻繁にデータを読み書きしに行くので、どうしてもカクカクした動作になってしまいます。
一般的にWindows10を使用する時に必要なメモリーの容量は4GB以上、出来れば8GB程度あるのが望ましいと言われています。
メモリーの設置方法
メモリーの設置する方法ですが同じ4GBの容量の場合でも4GBのメモリーを1枚設置するより2GBのメモリーを2枚設置した方が高速で動作します。これはメモリーがデュアルチャンネルでの動作に対応できる様になっているからです。
デュアルチャンネルとは
デュアルチャンネルとはその言葉どおり2本と言う意味です。1車線の道路より2車線の道路の方がスムーズに車が流れますよね。それと同様にシングルチャンネルよりデュアルチャンネルのが高速で動作します。
まとめ
CPUとメモリーそれにストレージは常にお互いにデータをやり取りして作業しています。その性能のバランスが非常に重要で、どれか一つの性能が極端に劣っていた場合にはそれが足を引っ張る事になってしまって性能が十分に発揮できない事になってしまいます。
逆に一点だけ性能が極端に良くても十分な性能が発揮できない事になってしまいます。何事もバランスが大事なのです。