パソコンのパーツのひとつであるマザーボードとはどんなパーツなの?

パソコンのパーツのひとつであるマザーボードとはどんなパーツなの?

パソコンのパーツであるマザーボードとはどんなパーツかみなさん知っていますか?

パソコンのパーツのCPUやメモリーは聞いたことがあるかもしれません。ですがパソコンの主要パーツの1つであるマザーボードと聞いてどんなパーツなのか見当も付かない人も多いのではないでしょうか?そこで今回はマザーボードについて詳しく解説します。

マザーボードの役割

パソコンとは幾つかの部品で構成されているコンピューターです。ディスクトップパソコン、ノートパソコン問わずパソコンの中には必ず基礎となる大きな基盤があります。幾つかの部品のそれぞれに電源の供給する機能やパーツ間で相互に通信する回路が必要になってきます。その役割をするのが基礎となる大きな基盤のマザーボードです。

マザーボードに電源、CPU、メモリー、ストレージ、グラフィックスカード等のパソコンに必要な各パーツを接続して使用します。

マザーボードの種類

マザーボードの種類は使用したいCPUによって異なります。

例えばIntelのcorei7 10700を使用したいのであればsocket1200と言う種類のマザーボードが必要ですし、AMDのRyzen7 3800を使用したいのであればsocketAM4と言う種類のマザーボードが必要です。

socket1200とsocketAM4は物理的にも電気的にも互換性は無い為に、socket1200のマザーボードでAMDのRyzenシリーズのCPUは使用する事ができません。

Intel製CPU対応の代表的な種類には、socket1200、socket1151、socket1150、socket1155等があります。

AMD製CPU対応の代表的な種類には、socketAM4、socketAM3、socketAM2等があります。

socketの種類が違うとピン配列が異なる為に物理的に取り付ける事ができません。

上記の中でsocketAM3とsocketAM2には上位互換性がありsocketAM3のマザーボードでsocketAM2のCPUを使用出来るようになっています。(上位互換なのでその逆は無理でsocketAM2のマザーボードにsocketAM3のCPUを使用する事はできません)

マザーボードの規格

マザーボードの規格(フォームファクタ)別に大きさが決められており一般的な規格は以下の種類があります。

ATX(Advanced Technology eXtended)

基本となるマザーボードの規格であり現在発売されているマザーボードは全てこの規格を基に作られている。

MicroATXMicro Advanced Technology eXtended)

小型のケースにも収めやすい様にATX規格からスロットを2~3本減らして小型化した規格である。

FlexATX (Flex Advanced Technology eXtended)

MicroATXを更に小型化した規格である。

Extended ATX ( Extended Advanced Technology eXtended)

ATXを大型にしパソコンをサーバーワークステーションとして利用できる様にした規格である。市販されているマザーボードの約9割はこの4種類になっています。

サーバーとは

企業向けのパソコンであり主な役割はインターネットサーバーやファイルサーバーの構築である。サーバーに保管されたデータは各ユーザーのパソコンから接続して閲覧する形になっています。その為サーバーにフリーズ等のトラブルが発生すると企業に大きな損害を与えてしまいかねない為、サーバーには各パーツに高性能かつ高耐性のパーツが使用されます。

ワークステーションとは

企業向けのパソコンであり、上記のサーバーと似ているが、ワークステーションの主な役割は動画の編集やソフトのプログラム作成といった専門的分野に特化したパソコンの事である。その為、高負荷に耐えられる高性能のパーツが使用されます。

まとめ

いかがでしたか?マザーボードの役割や機能が理解できたと思います。

パソコンにはさまざまなパーツがありますが、マザーボードはその基礎となる重要なパーツです。
自作パソコンを制作する場合には、まず使用したいCPUを決めそのCPUに対応した規格のマザーボードを決めそして次に取り付けたいパソコンケースの大きさに合った規格のマザーボードかを確認します。
使用するマザーボードを決めてから取りつけるパソコンケースを選んでも良いかもしれません。

 

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