パソコンの電源の種類。知らなかった電気変換効率表とは?

パソコンの電源の種類。知らなかった電気変換効率表とは?

電源とはその言葉通りパソコンに電気を供給する役割があります。

マザーボード、CPU、メモリーなどパソコン内部の各パーツ全てに電源供給をするパーツです。

電源ユニットの選び方

使用するパーツの電力を計算して使用する電源を選びます。

例えばCPUにcorei7 10700 グラフィックボードにGeForce GTX 1660を使用したい場合はcorei7 10700 の消費電力65WにGeForce GTX 1660の消費電力120Wを足して更にマザーボードやメモリーそれにストレージ等を動作させるに必要な電力の約50Wを足した電力、合計235W がこの構成のパソコンに起動に必要な電力になります。

ただしこれは必要最低限の電力ですので100Wほど余裕を持たせて335W以上の電源を選んでおくことが望ましいです。

基本的には高性能なパーツをほど消費電力が高くなるので将来高性能なパーツに変更する予定があるのであれば、現在の必要最低限の電力の2倍の電源を使用したら将来的にも安心出来ます。

80PLUS GOLDや SILVER等の表記は何なのか?

電源ユニットに80PLUS GOLDや80PLUS SILVERといった表記がされているのをご存じだろうか。

これは電気変換効率を示していて、例えば最大電力500wの80PLUS GOLDの電源の場合は負荷率が50%の時に50w電力がロスし実際の最大電力は450wという事になります。

同じ最大電力500wの電源でも80PLUS STANDARDの電源なら負荷率50%の時に100w電力がロスし実際の最大電力は400wという事になります。

電源を購入する際には電気変換効率も考慮して検討すると、電力が足りずに起動できない等のトラブルは防ぐ事が出来ます。

電気変換効率表

 

負荷率
20% 50% 100%
80PLUS STANDARD 80% 80% 80%
80PLUS BRONZE 82% 85% 82%
80PLUS SILVER 85% 88% 85%
80PLUS GOLD 87% 90% 87%
80PLUS PLATINUM 90% 92% 89%
80PLUS TITANIUM 92% 94% 90%

まとめ

いかがでしたか?自作パソコンを制作する場合に電源ユニットを選ぶ際にはまずそのパソコンで使用するパーツの消費電力を計算して使用したいパーツに見合った電源を選ぶ必要があります。
使用するパーツの消費電力に足りていない電源ユニットを選んでしまうと電力が足りずにパソコンが起動しない事や起動できたとしても不安定になってしまう原因にもなります。

また電源ユニットを選ぶ際には電気変換効率表にある80PLUS STANDARD等の記載されている電源ユニットを選ぶと安心できます。

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